金沢の郷土食「こんか漬け」。みなさんご存知でしょうか?
「こんか」って響きがかわいらしく聞こえるのは私だけではないはず。

「こんか漬け」とは、魚を長い間糠漬けにした発酵食品のことです。古くから金沢市民に愛されてきた郷土食なのです。
かわいいじゃーんと思っていた「こんか」は、金沢の方言で「米ぬか」を意味するようです。

そんなこんか漬け、おっしゃれ~なパッケージのものを金沢駅で発見しました。気軽に買いやすいやつ!お土産にも買いやすいやつ!

ぶった農産 金沢駅百番街あんと店

ずらりと並ぶ「NoKA」シリーズに、思わず足を止めてしまいました。
カラーリングが素敵!

販売している「ぶった農産」さんは、野々市市にあるローカルフードメーカーさん。
農場で収穫したお米で、自家製の米糀をつくったり、精米したときに出る米ぬかを使って漬物をつくられています。お米のおいしさを知るプロが作る漬物…ゴクリ。

こんか漬けや梅干し、野菜の漬物を1~2人前ずつの小分け販売しているのが「NoKA」。食べきりサイズってだけで惹かれます。
漬物系は大好物ですが、サイズ感が大きかったりすると主人と2人で食べきれるか問題があるので買うのをためらうことはこれまでもよくありました…。でもこれだと気軽!
しかも食べ比べできるっていうのがまた魅力的じゃないですか!?

NoKA3個セット(梅干し/ぶりのこんか漬け/さば燻製のこんか漬け)

購入したのがこちら。
セット箱がまたデザイン素敵!入れます、入れてください!
店員さんにおススメされたのが「さば燻製のこんか漬け」で、あとは人気の「ぶり」と、どうしても食べたくなった「梅干し」をチョイスしました♪

ぶりのこんか漬け(左)と、さば燻製のこんか漬け(右)

実食!一口大のサイズ感の「ぶり」と、薄くスライスされた「さば燻製」。
どちらも封を開けると糠の独特な香りが広がります。

呑むしかない

そのまま食べると塩っけが強いので、ここはやっぱりビールといっちゃいます。

ぶりの方は、箸でほぐしながら食べ進めました。思ったよりもさっぱり感。でもぶりの脂の感じがまた良きです。おかわり!

そして、さば燻製。さばのこんか漬けを、桜のチップで燻製にしたとのことで、そのひと手間が最高のツマミを生み出したと感じます。えぇ、めちゃくちゃ旨い!
燻製のいぶされたあの香りがまた味わいに深みを与えているといえばいいのでしょうか…好きです!

だし茶漬け(神がかっている)

さば燻製、好き!の気持ちがそのままだし茶漬けの調理に向かわせます。
いたってシンプルに。ごはんと海苔と胡麻、「こんか漬け」を2切れ乗せて、さらにアクセントにワサビを入れちゃう。
これ、本当に最高でした。すごいものを作り出しました…おいしすぎて唸ります!!
塩っけと、さばの脂、燻製の豊かな香りが、お米とマッチ!そして出汁にも美味しさが広がり、いくらでも食べちゃえそうな逸品となりました…これはマネてほしい…広がれ…
(オススメしていただいた店員さんに深く感謝!!!!!)
ぶりも後日だし茶漬けにしましたが、同じく最高でした。米糠の独特な味わいが癖になりそう。我が家の〆のだし茶漬けに必要不可欠になるのでは!

見事な日の丸感!

梅干しは粒が大きめで、存在感ばっちり!夏場のお弁当のおともに欲していたのでありがたい。
味もしっかり酸っぱい。けどふわっと甘さもあっておいしい!これぞ梅干し!という感じでごはんをモリモリ食べることができました♪

お酒のつまみを愛する方々はもちろん、ごはんのおともとしても優秀なぶった農産さんの「こんか漬け」と「漬物」。酒好きな方や、それ以外の広い世代にもおススメできるお土産だと思います♪
特にNoKAは小分けなので、「こんか漬け」初挑戦の方も気負いせずトライできるのではないでしょうか。金沢の食文化を試したい方もぜひぜひ食べてみてください!

NoKA 【3個セット】
購入場所:ぶった農産 金沢駅百番街あんと店
購入金額:1,404円(税込)
購入日:2023年7月
https://butta.co.jp/(ぶった農産)
https://butta.co.jp/shop/product-category/noka/(オンラインショップ)
https://www.instagram.com/butta_nousan/(Instagram)
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