9月22日にオープンしたばかりの、越山甘清堂本店内「Cafe 甘(かん)」さんへ行ってきました! そもそも私は越山さんの大ファンです。氷室まんじゅう、ふくさ、季節の生菓子、何もかもおいしいです。カフェをオープンされると聞いて、これは行くしかないと決めていました。

設えも美しく。和のこだわりが香る佇まい

カフェのある越山甘清堂本店は、めいてつエムザの裏、路地を入っていったところにあります。ちょっと狭いくらいの路地に、大きな本店ビルが出現! 越山甘清堂さんは平成21年にこの建物を新築されたのですが、その前は情緒あふれる木造の小さなお店で営業されていました。私はそこに何度も通ったことがあります。予約した氷室まんじゅうを早朝に受け取るために! ふわふわで、ちょっと暖かい氷室まんじゅうが最高にうまいんですよ。

真っ赤な和傘が映えてます。茶席のような雰囲気で、さすが和菓子屋さん!

店内にはたくさんの和菓子がディスプレイされています。10月は栗のお菓子もたくさんあって、個人的に「栗ふくさ」がおすすめです。賞味期限が短めなのでご注意ください。

カフェはまず注文してから席につく方式です。玄関を入るとすぐにカフェの入口があるので、ついそちらに足が向きますが、注文してから入りましょう。一旦カフェスペースを通り越して、和菓子を販売しているレジで注文します。和モダンの雰囲気あふれるこの感じ、すてきー!

水の代わりにお茶が出てくるところも心憎い! ほうじ茶がとても落ち着きます。居心地が良すぎて、この時点で長居できると確信しました。クッションがほどよくふわふわで気持ちいいー。

日当たりが良くて、油断するとうつらうつらしそう……。

きましたー! 「加賀棒茶ときなこのパフェ」! 加賀棒茶のゼリーが美しい。「珠手箱」と迷ったんですけど、やっぱりこっちをいただくことにしました。きなこが香り高い! 何度も言いますが、さすが和菓子屋さん、さすが越山甘清堂さん! 素材一つひとつがとてもおいしいです。きなこに覆われたクリームもなめらか。ほぼ甘味がないのに、きなこと一体になって優しい風味がしみわたります。ふわふわ。

加賀棒茶のゼリーは、お茶のさわやかな香りがそのまま閉じ込められていて、一緒に入っている何もかもと合っています。どうやってたべてもおいしい……ものすごく計算されている感じがします。アイスとあんこがまたすばらしい……! アイス+あずき+加賀棒茶ゼリーでいただくと、最高に幸せになれます。あずきのほのかな甘み、アイスのシャリ感、そして加賀棒茶の香ばしさ。完璧です。

こちらは「金沢アイスあんみつ」。黒蜜をかけていただきます。うわーこの黒蜜が! とろーっとして最高ですね! これぞあんみつ! というベーシックな味ですが、寒天の口あたりはつるっとなめらかですし、白玉はもっちりふわふわ、甘酸っぱい杏と、すべて質が高いです。バニラアイスが和の素材を包み込んで、最高!

こちらは「ほうじ茶ラテ(Ice)」。スチームミルクにほうじ茶パウダーがたくさんかかっていて、香りは完全にほうじ茶です。この見た目で、甘さは一切ないんですよ。シロップはセルフサービスだそうです。私はパフェと一緒にいただいたので、そのまま飲んでみました。さわやかー! まさにほうじ茶のラテ! ミルクが入っているのにすっきりした飲み口。良質な素材の風味が感じられて、とってもおいしい……。

加賀棒茶のパフェにほうじ茶のラテ、意図せず棒茶尽くしになりましたが、この組み合わせはなかなか良いです。でも、少し他に目を向けても良かったかな。抹茶ラテとか。黒ごまラテとか。ああーどれもおいしそう! そしてほうじ茶ラテには黒豆が入っています。大きな黒豆がゴロゴロ! 甘くて柔らかくて、これまた幸せな気持ちになれました。

「ほうじ茶ラテ」と「黒豆茶」を頼みましたが、両方ともかわいいお茶菓子がついてきました。メレンゲっぽいサクサク食感がこれまたおいしいです。

時間がのんびり流れているようで、気がつくとそこそこの時間が経っていました。さらに長居できそうなサービスも充実しています。Free Wi-Fiがあり、席にコンセントもついているのですよ。海外からのお客さまも大満足ですよね。ノマドライフを楽しむことも不可能ではない設備。え、でもいいのかな。自分で思いついといてなんですが、あんまり仕事は捗らない気が。こんなにまったり系の和カフェでおいしいほうじ茶ラテをいただいたら、仕事なんかどうでもよくなりますよね。絶対。

金沢散策、お買い物の休憩にぴったり。

Cafe 甘さんは、エムザのすぐ裏という好立地。金沢散策でちょっと疲れたとき、お買い物の途中で一休みしたいとき、すぐにたどり着けるのがうれしいです。

営業時間は10:00~18:00だそうです。開店は、越山甘清堂本店さんよりちょっと遅いのでご注意ください。素敵な和スイーツと店内で、これ以上ないほど幸せに過ごせました。お腹が許すなら、メニューにあるものを全て食べたい。今度は「珠手箱」をいただきたいです!

Cafe 甘(カフェ カン)
住所:石川県金沢市武蔵町13−17
電話:076-221-0336
営業時間:10:00~18:00(17:00 L.O.)
https://www.koshiyamakanseido.jp/
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