今回ご紹介するのは、石川県民であれば一度は食べたことがあるであろう金沢の銘菓、柴舟小出さんの「柴舟」。幼い頃、ちょっとかじって「辛い…」と感じた方も、大人になってから食した際、改めてそのおいしさに魅了されている方も多いのでないでしょうか。(私です)

加賀百万石の伝統銘菓として親しまれている「柴舟」は、反らせた煎餅に生姜と砂糖を塗った、金沢らしい上品で落ち着いた煎餅菓子。柴を積んで川面を渡る川舟のことを「柴舟」と呼び、朝霞の中、舟が川を下る姿を模したことが、この形状、商品名の由来になったとされています。昔は犀川と浅野川でこの光景が日常的に見られたそうですが、柴の需要も徐々になくなり柴舟もいつしか通らなくなりました。それでも加賀藩時代から続く柴舟小出さんは、大正6年の創業以来、変わらぬ想いで金沢に根付く伝統の味を守り継いでいるのです。

小判型でほどよい反り加減の煎餅に、一枚一枚丁寧に甘辛の生姜、砂糖がコーティングされたこのフォルム。表面にうっすらと白砂糖の化粧引きがされたその姿は、まるで深々と降りつもる金沢の雪景色のようです。口に入れるとパリっとした歯ごたえ。次の瞬間!舌の上から脳まで駆け巡る爽やかな生姜の風味と、口の中に広がる軽快ながらもしっかりとした甘さ。特に生姜煎餅が好きな方は、一度柴舟を食べると他の生姜煎餅では満足できなくなり、リピーターとなること間違いなし!金沢の由緒深い人気のお土産品として定着している理由がわかります♪

個包装されており、賞味期限が90日間と長いことから、手土産をはじめ冠婚葬祭やおめでたい場面でも役立つお菓子として活躍する柴舟。地元石川はもちろん、全国の百貨店やWEBサイトからも購入ができますので、洗練された金沢伝統の味をぜひお試し下さい☆ちなみに柴舟小出さんのホームページにアクセスすると、「し~ばふね~」と渋い声と、水彩画の柴舟が出迎えてくれますよ~!

購入場所:金沢駅百番街
購入金額:540円(税込)
購入日:2015年5月
ホームページ:
(株)柴舟小出 http://www.shibafunekoide.co.jp/
※情報は投稿時のものです。
FacebookTwitterLine