いしカバ部のスイーツ女王、ひろむーです。いしカバくんがそう言ってくれるので、いっそ自称してみます。

先日の香林坊大和ショコラの祭典では、地元のショコラトリーで何も買わなかったのが非常に悔やまれました。石川県を宣伝する立場でありながら、それでスイーツ女王とか言っていいのか。存在意義を問い直し、もー予算オーバーでいいや!となり、「パティスリーオノ」さんへ出かけました。

お店は田上の住宅地にあります。いかにもオシャレな雰囲気の街です。そのなかに一際オシャレな建物がどどーんと建っているので、とっても分かりやすいです。建物の外観やショーケースも撮影したかったのですが、さすがにバレンタイン。駐車場がいっぱいで、誘導員さんが案内してくれるような状態。ご迷惑になるので諦めました。

ベーシックで美しい「ショコラトリーオノ」のショコラ

「パティスリーオノ」さんは、パティスリーを屋号として認知されてますが、カードにはちゃんと「パティスリー・ショコラトリー・オノ」と書いてあるんですよね。あのピエール・エルメ・パリで修行されていたそうで、そりゃもう完璧なパティスリー・ショコラトリーです。ケーキもチョコもステキ!

こちらは8個入りのショコラ。これは見るからに宝石箱ですね。中身は……

ああー、奇をてらわないベーシックな正方形! これは絶対に、おいしいやつです!

ハートのショコラは、はっさくのコンフィとカラメルソースですって! マリアージュフレールのアールグレイを使った「エレガンス」、塩とミルクチョコの「サレ」、食べなくても分かります。おいしい。

ショコラの箱は、眺めるだけで満足してそっと蓋をしました。なぜなら、欲望が止められずにケーキを買ってきてしまったからです。賞味期限の短い方から食べるのは必然ですよね。バレンタインなのにチョコはお預けです。

まるで芸術品。「パティスリーオノ」のケーキたち

自分が撮ったのに「うわっなにこれ美しい……」と驚愕してしまう、パティスリーオノさんのショートケーキのすごさ。なんでしょうね、ケーキが発光しているかのような神々しさ? 後光が差している? 芸術はこういう圧倒的な感動から発露するのかも。いったい私は何を言っているのか。

てっぺんの苺、ふわっと広がった生クリーム、整然と並んだイチゴの断面。永遠に見ていられそうです。

この美しい円筒形は、透明フィルムを巻くことで実現しています。フィルムは剥がさず、そのまま食べてくださいとのこと。確かに一般的なケーキに巻かれるような柔らかいフィルムとは異なる、固くて丈夫なフィルムが使われています。

頂点に鎮座する苺を持ち上げると、苺ジャム、もといコンフィが使われていて驚きました。そういえば、オノさんは自家製コンフィも有名だったような。先ほどのはっさくショコラも、中のコンフィは自家製って書いてありました! なるほど、だからジャム……いやコンフィが甘すぎず、絶妙な味のバランスになっているんですね。うまーい!

また、生クリームがけっこうやわらかいんです。このやわらかい生クリームで、これだけエッジの効いた装飾をするの、すっごい技術なのでは!? 少しとろーっとするんですよ。うわ、むちゃくちゃ好み。様々なショートケーキをいただいてきましたが、この生クリームのやわらかさはダントツですね。スポンジはしっかり甘めですが、量が少ないのでバランス最高。断面から見えている、あれだけしかありません! 至福!

すみません。長文になりすぎました。

パティスリーオノを代表するスイーツ「オノレット」です。ココアの生地とピンクのクリーム、カラーリングがオシャレですよね。しかもおいしい。フランボワーズクリームの酸味、ココア生地の甘味でバランスが完璧。

こちらが「生チョコロール」。じつはまだ食べていないのですが、こんなのおいしいに決まってますよ。ふわふわ生クリームに、柔らか生チョコ……あー早く食べたい!

パティスリーオノさんは、王道のクロワッサンもおいしいらしいです。私の好きなものしかない……。絶対また行かねば!

レベルが高すぎるスイーツを前に、ちょっとヤバイ感じになってしまいました。女王って、何が来ても動じないイメージなんですけど。これはただのスイーツマニアなのでは。このままではいけないな。名実ともに女王になれるよう、がんばりますー。

パティスリーオノ
住所:石川県金沢市田上本町4-31-1
電話:076-207-3599
営業時間:10:00~18:00
https://www.facebook.com/パティスリーオノ-809854382391415/
※情報は投稿時のものです。

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