昔ながらのお店が立ち並ぶ石引商店街の通りに、最近、ファッションブランドのminä perhonenや本と印刷の石引パブリック、ヴィーガン・デリのniginigiなど、おしゃれなお店が増えています。近くに金沢美術工芸大学があるからでしょうか。新旧の良いところが詰まった、センス溢れる素敵な町になってきました。

商店街の坂道をのぼった先にある交差点を過ぎてすぐ、細い道に折れるとあるのが「陶工房 つばめ」さん。2018年4月より、工房がオープンしました。お店の窓には「完全予約制」の文字が。知る人ぞ知る、な佇まいがまたかっこいいですね。

外からのぞいてみると、雰囲気のある器が植物とともに綺麗にディスプレイされ、床には電動ろくろが2台。店内には、陶芸体験をしている方々がいました。その指導をしていたのが作家・平井悠一さんです。「生活の中で使える器」を目指して制作されています。ちなみに、お店の名前の由来は、前使っていた工房につばめの巣があったからだそう。店名に合わせて、つばめをかたどったかわいいブローチも作られています。

さて、陶芸体験をしていた女性2名を見学させていただきました。普段じっくりと触ることのない土の感触、回すスピードを自分で調節するろくろ、不慣れだとなかなか思うようにはいきません。失敗しては土を広げるの繰り返しです

それでも優しく見守り、力の入れ方やどんな風に手でおさえるのかを丁寧に教えてくれる平井先生。そのおかげで、初心者でも無事にお皿やマグカップの形にすることができていました。

体験教室だと、自分で形をつくった後の工程は先生にお任せ。色だけ数種類の中から選び、完成を楽しみに待ちます。上の写真は、体験教室でつくった方々のもの。まっしろでどんな料理にも映えそうなスープマグや、綺麗な水色の釉薬が滴ったまま固まっているコップなど、体験だからといって手を抜かずにつくりあげてくださいます。

土をこねるところから完成までやってみたいという方には、継続の教室も。自分の手でつくりあげる面白さや達成感は格別です。

いつもは先生がこの工房で制作をされているとのこと。前を通ってみたら、作品づくりの経過を見ることができそうです。各地のクラフト市などに出店されているので、Instagramをぜひチェックしてみてください。

陶工房 つばめ
住所:石川県金沢市石引2-10-15
電話:090-3292-8905
https://toutsubame.jimdo.com/
https://www.instagram.com/hira1050/?hl=ja (Instagramページ)
※情報は投稿時のものです。

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