江戸末期、文久3年創業の老舗「丸八製茶場」の「加賀いろは テトラシリーズ」をご紹介します。いろはにテトラと何だか面白いネーミングですが、「日々の生活を楽しむいろはとして、いつでもすぐにおいしいお茶を」という想いから、一杯の湯のみで手軽に楽しめるよう、テトラ(四面体)のティーバッグに茶葉を包んだのが由来なんだそうです。

テトラシリーズには、梅、菫(すみれ)、蝶、松、木瓜(もっこう)の5種類があり、今回は菫をチョイス。菫は丸八さんの看板商品「献上加賀棒茶」で、一番摘みの上質な茎を使用したほうじ茶です。ほうじ茶好きの昭和天皇に献上していたので、この名前なんだとか!

パッケージは石川県の伝統工芸品である九谷焼をモチーフにしていて、KUTANI SEAL(クタニシール)がプロデュース。九谷焼独特の「五彩」の色使いが鮮やかで、加賀藩の豪華絢爛な雰囲気がここからも感じられます。ティーバッグの持ち手をはじめ、手提げ袋や留めシールまでこだわって作られていて、本当にキュートづくし!お土産だけでなく、ちょっとしたプレゼントにも良いと思います。

パッケージ裏に表記されている「おいしい入れ方」を忠実にならって1分待つと、お茶の芳ばしい香りが部屋中に広がり、アロマテラピーのように癒されます。味は渋みが強めで、かなり香ばしさを感じる大人の味!じわじわと身体にしみこんでいく感覚で、口の中に長いこと余韻が残ります。まさに至福のひととき!これだけ旨みのあるお茶なので、冷やして飲んでも香ばしさやコクがしっかりと感じられそうです。個人的には、夕食後に湯のみの温かさを手で感じながら、ゆっくりまったり味わうのがおすすめ。

かわいさの中に伝統と風格を感じさせる丸八さんの加賀いろはテトラシリーズは、年配の方へのお土産にも喜ばれると思います。自分へのご褒美アイテムとしても良いかもしれませんね!

購入場所:金沢駅百番街
購入金額:324円(税込)(2g×6ヶ入(袋))
購入日:2014年5月
ホームページ:
株式会社 丸八製茶場 http://www.kagaboucha.co.jp/
※情報は投稿時のものです。
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